金属材料は、「鉄鋼材料」と「非鉄金属」に分類されます。それぞれ特徴が異なるので、用途に合わせて適した金属材料を選ぶ必要があります。
そこで今回は、金属材料の種類について解説していきます。
▼鉄鋼材料
鉄鋼はさまざまな機械や場所で使われており、炭素鋼、合金鋼、鋳鉄、特殊鋼などの種類があります。
炭素鋼は鋼(はがね)とも呼ばれ、熱処理しやすいという理由から様々な用途で使われており、SPCC、SS材、SC材、SK材に分けられます。
合金鋼は、炭素鋼にあらゆる金属を加えたもので、そのままの金属より性能や強度を向上させることができます。
鋳鉄は炭素を多く含み、水道管や自動車の部品など強度が必要なものに利用されています。
特殊鋼は炭素以外の元素を鉄に加えたもので、元素によって特性を変えることができます。
▼非鉄金属
非鉄金属は炭素鋼や鉄以外の金属を指し、アルミニウム、銅、チタン、マグネシウム、インコネルなどの種類があります。
アルミニウムは日用品に使用されることが多く、他の金属材料と比べて軽いのが特徴です。
銅は、熱伝導性や加工性、抗菌性、耐食性などに優れており、電子部品や医療機器に使用されています。
チタンは軽くて強度が高いのが特徴で、自動車や航空機などの部品に使用されています。
マグネシウムは金属の中でも比重が高く、デジカメやノートパソコン、自動車のフレームなどに使用されています。
インコネルは高温下でも耐えられるのが特徴で、高級車のマフラーなどに使用されています。
▼まとめ
金属材料にはたくさんの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
金属についてお困りの方は、気軽に弊社にご相談ください。