アルミダイキャストの腐食対策について

腐食は、アルミダイキャストにおける課題です。もともと金属は他の素材と比べて腐食や錆が発生しやすいので、腐食対策は欠かせません。
しかし、どのような対策をすればいいかわからないという方もいると思います。
そこで今回は、アルミダイキャストの腐食対策について解説していきます。

▼アルミダイキャストの腐食対策
アルミダイキャストの腐食対策として最も用いられているのが「アルマイト処理」です。
アルマイト処理とは、アルミの表面に酸化被膜を作る表面処理方法のことを言います。酸化被膜ができることで耐食性と強度が向上し、美しい見た目をある程度保つことができます。
そのため、鍋ややかん、電車の内装、建材などあらゆるものに適用されています。
ただし、どのアルミ合金にも適用されるわけではなく、鋳造用の合金は不純物が多いのでアルマイト処理に向いていないとされています。

▼アルマイト処理のメリット
アルマイト処理を施すメリットは、まず腐食しにくくなるということです。金属は腐食しやすい素材ですが、アルマイト処理によって腐食を遅らせることができます。
また、表面に酸化被膜を作ることで硬度が向上します。そうすると強度が上がるので、長く使うことができるのです。
そして、もともとアルミニウムは伝導性が高いですが、酸化被膜ができることによって電気を通さなくなります。

▼まとめ
アルミダイキャストの腐食対策は他にもさまざまな方法がありますが、アルマイト処理が最も利用されています。
金属の腐食対策についてもっと知りたい方は、気軽に弊社にご相談ください。

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