金属製品を製造する際の加工方法について

私たちの身の回りには金属製品があふれていますが、一体どのようにして作られているのでしょうか。金属製品を製造するには特殊な加工が必要になります。
そこで今回は、金属製品を製造する際の加工方法について解説していきます。

▼機械加工
機械加工とは金属を図面通りの形状に加工することを言い、成形・除去加工・付加加工・結合の大きく4つに分けられます。
成形は型にはめて形を作る方法、除去加工はいらない部分を削って形を作る方法、付加加工は、足りない部分に材料を足して形を作る方法、結合は部品と部品をくっ付けて形を作る方法です。
金属加工と言うと、多くは機械加工のことを指します。

▼熱処理加工
熱処理加工とは、金属に熱を加えて硬さや靭性の強化を目的として行う加工方法で、全体熱処理と表面熱処理の2種類があります。
全体熱処理は、部品全体に熱処理をして金属組織を変える方法です。一方表面熱処理は、部品の表面だけに熱を加えたり、表面に炭素を染みこませて焼き入れを行い表面を硬くする方法です。

▼表面処理
表面処理とは、部品の表面に塗装やめっきなどで保護膜を作り、潤滑性や耐食性を向上させる処理方法です。
表面処理には、金属や処理剤を付着させる「電気化学処理」、金属の表面に塗料を塗って膜を作る「塗装」、金属鋼球などを部品の表面にぶつけて均一に変形させることで硬度を向上させる「物理的表面処理」の3種類があります。

▼まとめ
金属製品は、金属の種類や用途によって適した製造方法で作られています。
弊社では、金属製品やアルミダイキャストの取り扱いに習熟したスタッフが製品を一つひとつ手作業で加工・検査しています。気になる方は気軽にご連絡ください。

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