金属の滑り止め加工について

金属の加工方法にはさまざまなものがありますが、その中の1つにローレット加工というものがあります。これは金属に施す滑り止め加工で、実は私たちの身の回りにもローレット加工がされた金属製品が多くあるのです。
そこで今回は、金属の滑り止め加工について解説していきます。

▼ローレット加工とは
ローレット加工とは、金属に凸凹した加工を施して滑り止めの役割を持たせる方法です。
ローレット加工には、表面を削る「切削加工」と、圧力を加えて成形する「転造加工」があります。
滑り止めの役割以外にも、回り止めや抜け止めの役割も担っています。ローレット加工は、ライターやシャーペンのグリップ、ダンベルなど身の回りのアイテムにも使用されています。

▼ローレット加工のメリット
切削のローレット加工のメリットは、機械への負担が少ないということです。切削加工はワークの盛り上がりが少ないので機械への負担が少なく、細物や薄肉などの加工に適しています。
そして転造のローレット加工のメリットは、短時間での加工が可能だということです。転造は削る作業がないので、切削加工と比べて短時間で加工できます。
また、切削加工では段差の際まで加工するのは困難ですが、転造加工では被削材の段差も問題なく加工することができます。

▼まとめ
金属に滑り止めの役割を持たせるローレット加工は、さまざまなものに利用されています。
弊社ではあらゆる金属製品の加工が可能なので、金属加工の依頼をお考えの方はぜひ一度ご連絡ください。

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