工業製品の製造に必要な図面は、近年は完全データ化してやり取りする方法が主流になっています。
多くの図面はPDF形式で保存されていますが、他の形式にしない理由は一体何なのでしょうか。
今回は図面をPDFファイルでやり取りすることのメリットについて解説していきますね。
▼PDF形式の特徴
PDF形式の拡張子はAdobe社が管理しているもので、本来はIllustratorやPhotoshopなどの画像ソフト用に開発されたものです。
しかし画像だけでなく文書も入れて保存ができるということで、最近はExcelやWordなどの文書作成ソフトにもPDF形式で保存できる機能が搭載されるようになりました。
■PFDから他の形式に変換もできる
PDF形式のファイルは、例えばCADで開けば図面をCADに一発変換することが可能です。
他にもExcelやIllustratorなどで開けばその形式で保存することもできますし、互換性の面でも優れていると言えるでしょう。
PDFファイルを閲覧するAdobeのAdobe Readerは無料で入手できますから、コストをかけることなくデータのやり取りができるという点も大きなメリットです。
こうしたことからPDF形式は多くの企業で利用されており、協和技研株式会社でも図面のやり取りには主にPDF形式を採用しています。
▼まとめ
データの保存形式はPDFで行わなければならないというわけではありませんので、お取引の内容によっては双方で合意の上、PDF以外の拡張子を利用することも可能です。
とは言えPDFはあらゆる面で利便性が高いですので、使えるようになっておくと役立つでしょう。
快適に図面のやり取りを行うためにも、PDF形式の導入を検討してみてはいかがでしょうか。