金属加工の際に必要な油について

金属加工の工程で切削加工というものがありますが、切削加工の際に使用する工具の刃の切れ味が悪いと作業効率が下がってしまいます。
そこで使用するのが「切削油材」です。
今回は、金属加工の際に必要な切削油材について解説していきます。

▼切削油材とは
切削油材とは、主に切削加工の際に使う刃物の切れ味を維持するためのものです。切削油材にはさまざまな効果があり、たとえば潤滑作用や浸透作用、冷却作用、洗浄作用、錆止め作用などが期待できます。
切削油材の種類によって期待できる効果が異なるので、目的に合わせて適切なものを選ぶようにしましょう。

▼切削油材の種類
切削油材は、不水溶性と水溶性の2つに分かれます。
さらに不水溶性は、鉱油と脂肪油からなる油性形N1種、N1種が主成分で銅板腐食が150℃で2未満の不活性極圧型N2種、N1種が主成分で銅板腐食が100℃で2以下・150℃で2以上の不活性極圧形N3種、
N1種が主成分で銅板腐食が100℃で3以上の活性極圧形、の4つに分類されます。
そして水溶性は、エマルションA1種、ソリューブルA2種、ソリューションA3種に分かれます。

▼切削油材の選び方
切削油材で重視する点として、潤滑性と冷却性が挙げられます。潤滑性は工具の切れ味を良くするもの、冷却性は加工時の温度上昇を抑えるものです。
このどちらかに優れている切削油材を選ぶのがおすすめです。

▼まとめ
切削加工において切削油材は、作業効率を上げるために欠かせないものです。
他にも金属加工についてご不明点等あれば、気軽に弊社にご連絡ください。

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