アルミダイキャスト製品を塗装する際の注意点について

アルミダイキャスト製品の塗装が剥がれてくると、自分で塗り直すという方もいるのではないでしょうか。
ただ、アルミダイキャストの塗装は失敗すると上手く塗料が密着しません。塗装で失敗しないためにも、今回はアルミダイキャスト製品を塗装する際の注意点について解説していきます。

▼前処理をしっかりする
塗装をする前は必ず前処理を行いましょう。前処理を怠ると塗料が密着せず剥がれてしまうので、表面に付いた油分や錆などをしっかり落とします。
表面に付いた離型剤が塗料の密着を妨害するので、アルカリ脱脂で離型剤を取り除いていきます。離型剤を取ったら水洗いして、密着の強度を高めるエポキシ系のプライマーを塗ってその上から塗装します。
こうすることで塗料がしっかり密着して、剥がれにくくなります。

▼脱脂後は速やかに塗装する
脱脂してから塗装までに時間を空けてしまうと、その間に酸化が進んで塗料が密着しにくくなります。そのため、脱脂から塗装までのインターバルは最低限にしてできるだけ早く塗装するようにしましょう。

▼まとめ
アルミダイキャストは、金属素材の中でもとくに塗装が難しいと言われています。初めての方は失敗しやすいので、前処理をきちんと行ってから塗装することを意識しましょう。
また、脱脂後から時間を空けすぎるとせっかく前処理しても密着不良に陥る可能性があるので、脱脂後はスピーディーに塗装するのがコツです。
自分でアルミダイキャストの塗装をするのは不安だという方は、ぜひ弊社にご相談ください。

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