金属製品の「バリ取り」とは何？ | コラム | 茨城県筑西市 川中島駅【協和技研株式会社】

アルミダイキャストなどの金属製品の仕上げにおいて重要なのが「バリ取り」です。 今回は金属製品のバリ取りについて解説しますので、より良い製品づくりの参考にしてください。 ▼「バリ」とは 金属を加工する際、溶解や成型の過程において少量の金属片のようなものが製品に付着することがあります。 これを「バリ」と呼びます。 ■バリ取りの重要性 金属製品は、規定の図面に完全に沿った形をしていないと製品としての役割を果たしません。 少しのバリを放置しただけでも組み立てられないことがありますし、鋭利なバリは人の手を傷つけることもあるでしょう。 安全面、機能面においてバリを除去することは非常に重要です。 ■バリ取りの方法 バリ取りは、主に以下のような方法で行います。 ・機械加工 ・砥粒加工 ・熱的加工 ・化学加工 ・電気化学的加工 どの方法も完全に機械任せということはなく、人の目で確認しながら正確にバリ取りを行います。 バリ取りは製造工場内で行うこともできますが、専門業者にご依頼いただくことでより精緻なバリ取りを叶えることができるでしょう。 協和技研株式会社でも、熟練の職人がアルミダイキャストなどの金属製品のバリ取りを賃加工としてお引き受けしています。 ▼まとめ 日本の工業製品が世界的に評価されているのは、元の加工技術だけでなくバリ取りの完成度の高さも関係していると言われています。 終わりよければ全て良しという言葉があるように、工業製品にも最終工程が非常に重要です。 より良い製品を社会に送り出すためにも、バリ取りの過程を軽視することなく最後まで気を抜かずに仕上げを行っていきましょう。