アルミダイキャストの表面処理について

query_builder 2021/10/01
コラム
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アルミダイキャストは、アルミニウムが原材料なのでもともと耐久性がありますが、より付加価値や耐摩耗性を高めたい場合などに表面処理を行います。 表面処理の方法にもいくつか種類があるので、製品にあった方法で行わなければなりません。 そこで今回は、アルミダイキャストの表面処理について解説していきます。 ▼クロメート処理 クロメート処理には黒クロメートと白クロメートがあります。クロメート処理は化成処理によって製品の表面に酸化被膜を作る方法です。これだけでは薄いので、この上から別の処理を施すことがほとんどです。 ▼白アルマイト処理 白アルマイト処理は、製品に硫酸をつけて電気を流すことによって酸化被膜を作る方法です。アルミダイキャストの表面処理方法の中では最も一般的な方法で、見た目が美しいのが特徴です。 ▼ハードアルマイト処理 ハードアルマイト処理は、白アルマイト処理よりも被膜が厚く、耐摩耗性に優れています。また、白アルマイト処理よりも時間がかかるので、その分精度も上がります。 ▼無電解ニッケル 無電解ニッケルは、美観が良いのが特徴で仕上がりは金色のような銀色になります。他の表面処理方法よりも精度が高いので、より精度が求められる製品や目につく場所で使う製品に用いられる方法です。 ▼まとめ アルミダイキャストの表面処理にはさまざまな方法があり、それぞれ特徴が異なります。そのため、製品に合った方法で表面処理を行いましょう。 弊社ではアルミダイキャストの加工を行っているので、興味のある方は気軽にご連絡ください。

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